東京都写真美術館で3月15日から2つの展覧会が同時に始まる。14日(金曜)、内覧会の案内があり、出かけた。(東京都写真美術館http://www.syabi.com/index.shtml)
そのひとつ、ジャコメッリの写真について細江英公氏は、「いまを永遠に」「永遠をいまに」という写真家の願望を具現化した20世紀最高の写真家の一人だ。と、展覧会案内のチラシに言葉を寄せている。2000年に生涯を閉じたイタリアの写真家の作品を集大成的にまとめられた内容で、「知られざる鬼才」と展示タイトルに付けられていたが、確かにこれまで紹介されることが少なかった作品が展示されている。
もうひとつの展覧会は、「シュルレアリスム」を切り口とし、写真美術館の所蔵品を中心に広く集められた作品で構成されている展示内容であるが、テーマをわかりやすく明快に提示すればとは思うが、 盛り沢山と思えるほどに会場せましと並べられている。ただ、同様のものが分散していたり、唐突に隙間に挿入されるなど、このような企画としての展示表現には未熟さを感じる。 が、一見の価値は十分にある。
同展会場
2008-03-15
マリオ・ジャコメッリ展とシュルレアリスムと写真展を観る
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