2008-10-23

東京都現代美術館で、森山大道の近作が展示されている。


10月21日、「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展 共鳴する静かな眼差し」http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/120/の内覧会が東京都現代美術館であり、出かけた。ブラジルへの移民100周年を記念する「日本ブラジル交流年」関連事業とのことでの、2人展だった。カラーと、モノクローム。作品サイズも、展示のみせかたも違いながら、対象を互いの街、ブラジルのサンパウロ、そして東京。1+1の答えに2以上を期待しての試みは面白い。ただ、視点・・・、眼差しが<共鳴している>か、となるとどうだろうか。森山大道展は、2008年5月13日(火)から6月29日(日)まで、東京都写真美術館で、2フロアを使った、Ⅰ. レトロスペクティヴ1965-2005(3階展示室) と、Ⅱ. ハワイ(2階展示室)の2部構成で展示されていた。このときの、2会場の印象が異質と思えるほど違和感を覚えたことを思い出したが、展示構成での表現しようとする意図と結果が伴わないと思える共通点を本展でも感じてしまった。もっとシンプルに。本質に真正面から迫るだけでいいと、思うが。会期は、2009年1月12日まで。

歌舞伎座前。10月20日。


いつも銀座のギャラリーなど巡る道順で、気にかかりながら、めったに写真を撮ることもしなかった、歌舞伎座を撮った。当然のようにいつでも存在を確かめられ続けられる東京の典型的な景色でもある。10月20日、撮った日の夕方のニュースに驚かされた。ニュースによると、歌舞伎座は平成22 年4月の公演をもって終了し、壊される。松竹は、劇場とオフィス棟を併せ持つ複合建物に建て替える計画だと発表した。
http://www.shochiku.co.jp/guide/information/pdf/081020.pdf